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ぬるヲタ 好きなものについてつらつら無駄話をします。 イラスト更新は少なめ
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→ 舞台 銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突 感想記事


前回の記事では全体的な感想かきましたが、
今回は細かいところの感想とかぼやきとか、次の撃墜王編についての予想などを書こうかと思います。


河村ヤンはよかったです。過去記事でキャスティングにかなり難ありなんじゃないかと書きまくってた私ですが・・・
最初は、若くて主役もはれる様な華やかな俳優さんを使った方が集客力もあってよかったのではないかと思っていましたが、実際の会場の年齢層は今までの舞台に比べ高めで、恐らくこれはほぼ河村氏のファンで占められていたんじゃないかと思われます。
それを見て、ああこれが狙いだったのか、とも思いましたし、河村隆一ファンを舐めていた・・・とも思いました。隆一氏の舞台を見たいが為にあの4000ページ近い作品を読破し、勉強してきたのだと思うと、それはかなり凄いことだ。それに30,40代の主婦層に人気だという河村氏ですが、その主婦層は平日の舞台も通う事ができるので、千秋楽の時の周りの雰囲気から見ても、かなりの回数を通いつめたファンが多かったようです。

一方で、今までよりも男性客の姿が多かったのは、やっぱり銀英伝屈指の人気キャラ・ヤンが出る、ということで見に来た古参ファンなのではないかなと。アニメから入ったファンなら、あの富山声に感心しただろうし、原作ファンなら歌のシーンなんかは笑っちゃったんじゃないかと。でも、それが銀英伝舞台の慣習というか、笑いどころというか。

オーベルシュタイン編は会場も小さく、カーテンコール後の歌も貴水さんの独唱でしたが、初めて間近で聞いた、生の貴水さんの歌声はかっこよかったです。貴水さん自身も面白い人だったので若干ファン化してしまいました。
一方で今回の同盟編はまあチケット代からしてかなり高額でしたし、演出にもかなり力を入れてきてました。歌のシーンも最後は全キャストでの合唱で華やかに締める、という。
どちらもよく考えれば、帝国参謀とヤン・ウェンリーが歌っているなんてのは端から見ると凄く可笑しい状況なんですが、でもこれも舞台に慣れてくると当たり前になってくるのが、面白い所。・・・でもやっぱり笑うけど。


ジェシカとラップですが、今回はこの二人+ヤンとの関係性が軸になって話が進んでいきました。
なかなか原作でもアニメでも意見が別れる所だと思いますが、舞台版ジェシカはラップより明らかにヤンに好意を抱いていながらも、やはりラップと婚約。ラップが戦死すると、戦争を憎むようになり、やがて今度は軍人であるヤンにまで辛辣な発言をするようになります。言いたい事ははっきり言い、行動派でもあるジェシカだけれど、舞台版ではそのジェシカのなんとなく「女として良い所を持って行きつつ、感情赴くままに激しく周りを翻弄する」ようなちょっと嫌な女にも見えるキャラクターになっていました。
原作でもアニメでも、この3人の微妙な関係性ははっきりしませんが、舞台版ではラップの死と、ジェシカとの対立がヤンを激しく苦悩させており、これからのヤンの言動に何らかの作用を及ぼしていくんではないかと思われます。でもそうでもしないと、ちょい役のラップに野久保くんをキャスティングした意味もないよな。
・・・けど正直なところ、ラップ野久保が、もう少し上手かったらな・・・とは思いました・・・


ムライ、キャゼルヌ、シェーンコップ、シトレなどのいぶし銀組は流石というか、しっかり脇を固めてくれていて帝国編第一章の時のような若手俳優の危うさなんかがなく、よかったです。
安易にコスプレ調のカツラをかぶって演られる、というのも嫌なんですが(実際こんな人たちにズラはかぶせれまいと思うが)髪型や、格好に派手な違いがあるということは、舞台では結構重要なんだな、と思いました。
帝国編の時はまったくそんなことがなかったのに比べ、今回は遠目では誰が誰だか分からない、という事態になっていました。最初、何だ!?と思ったポプランのあの髪型も、判別にかなり役立っていたのでよかったです。
ムライは、渋く、なかなかカッコ良く、キャゼルヌはあまり飄々とした印象ではなく、頼れる大人といった感じ、シェーンコップはビジュアルに反して声も渋く、原作よりも大分誠実そうな男になっていました。シトレの西岡さんはカーテンコール後ではセンターに居たぐらいだし、存在感ありました。かっこよかった・・・そのせいであまり老獪な人物には見えなかったのですが。よりアニメ版のシトレに近い感じかな?


パトリチェフ、アッテンボローはほぼ脇役に徹するという感じでしたが、次からの活躍を密かに期待しています。
パトリチェフは元気なおかわり君といった感じのキャラだったので面白かったです。アッテンボローにあるまじきイケメンは、あまり台詞も少なかったけど、ムライに握手を求めてスルーされるという小芝居をちゃっかりいれてました。
フレデリカはまた出番も少なく、悲しい限りですが、ヤンとの今後は原作通りかそれ以上に分かりやすく進んで行きそうな感じ。
はねゆりもどうなるかとは思ってたけど、従順可憐な少女といった感じで「信じています、ヤン提督」と繰り返していましたが、やっぱりアニメの落ち着いた有能副官といった感じとは印象が違いました。

あとはユリアンの桑代くん。
かなり滑舌に難ありwでしたが、これからの続編にも出てくるみたいなので、最終的には立派な青年ユリアンになるのではないかと。


同盟編舞台は、大体が原作通りで、しかしツッコミ所もかなりありましたが、やっぱりその辺は舞台の魔術で楽しまなければ損です。ミッターマイヤー時計しかり。


次の撃墜王は外伝扱いではなく、第二章では帝国侵攻の直前で終わったところから、更にストーリーは進みアムリッツァ星域会戦から始まるストーリーらしいです。

以下公式の説明文から引用ですが、

自由惑星同盟の「撃墜王」と呼ばれているオリビエ・ポプラン、イワン・コーネフ、ウォーレン・ヒューズ、サレ・アジズ・シェイクリの四人の最強カルテットたちは同盟軍の単座式戦闘機スパルタニアンのパイロットであり、帝国との戦闘において活躍している、同盟軍にとってなくてはならない男たちである。


酒を飲み、笑い、遊び、歌い……空戦隊の男だちは心の奥で何を想い、何を信じ戦い続けているのか……。
宇宙暦796年アスターテ星域会戦、イゼルローン攻防戦、アムリッツァ星域会戦。ポプランたちは、宇宙の戦場に飛び立つたびに敵を撃墜した数の勝ち負けで賭けをしていた。勝っても負けても、賭けを実行するには、生きて還らなければならない。しかし…アムリッツァ星域会戦で出撃したポプランが戦うべき相手は帝国の戦闘機ワルキューレではなく、そこで突きつけられた現実であった……。


一方、帝国側では「戦争の天才」ラインハルト・フォン・ローエングラムとその副官ジークフリード・キルヒアイスがある男を呼び寄せ、同盟軍に潜入させて不穏な動きを始めようとしていた。
ヤン提督は捕虜交換式の報告をするために首都ハイネセンへ。200万人の帰還兵を乗せた輸送船に同乗したポプランたちを或る事件が襲う。同乗していた薔薇の騎士連隊のライナー・ブルームハルト、カスパー・リンツらがポプランたちと協力し合い事件解決を試みるが……。

ポプランは或る女性との壮大な約束を守り……。



というような展開だそうです。

ヒューズとシェイクリはアムリッツァの前哨戦にて戦死しますが、その後残されたエースの2人と、ブルームハルトとリンツが共闘するといった感じでしょうか。
どっちがどっちの役をやるのかは不明ですが、恐らくKis-My-Ft2の二人がローゼンリッターを演じるんだろうと思います。


フレーゲル男爵役の三上さんの上に名前が出ている岩永さんは、多分帝国側のスパイ役ではないかなと。
フレーゲル男爵がまたここに出てくるところが謎なのですが、ここから何かリップシュタット戦役に繋がる布石を置いたりするんだろうか。・・・といってももうその所も第一章で終わってるのにな。・・・何の活躍をするのかはやっぱり不明。

ヤン、ラインハルト、キルヒアイスの名前がありますが出演はないと思うので、どういう演出でくるのか楽しみ。また黄色と赤の影武者か、過去の映像を流すか、音声だけなのか?

捕虜交換式のシーンはヤンとキルヒアイスが唯一直接会話を交わした重要なシーンなのに、ここも飛ばされるのだと悲しい。
輸送船での事件、というのはオリジナル要素なのでどうなるんだろう。


しかし、Kis-My-Ft2のキャスティングは今後の舞台にどう影響するのか。
有名所をここ一回限りで客寄せに使う、というのなら分かりますが、リンツもブルームハルトも後々まで活躍する重要なキャラクターなので、今後また出演するのかどうか。
そうなると、帝国編、同盟編のメンツとも合わせると、どう考えても両軍が同じ舞台で共演するというのは不可能に近いものがあると思われます・・・せめてラグナロック作戦までやってくれれば一応の区切りはつくと思うのですが、このまま帝国編、同盟編、別々に終わってしまったら、なんとなく今まで舞台に通いつめたのも空しくなるような・・・


しかし、ともかく次の舞台も先行予約の結果まちなので、
また続報あるまで待ちます。


第四章 後篇 激突 感想記事
初陣 もうひとつの敵 感想記事
第三章 内乱 感想記事
輝く星 闇を裂いて 感想記事
撃墜王 感想記事
第二章 自由惑星同盟編 感想記事 1
外伝 オーベルシュタイン編 感想記事
外伝 ミッターマイヤー・ロイエンタール編 感想記事

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