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ぬるヲタ 好きなものについてつらつら無駄話をします。 イラスト更新は少なめ
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→ 舞台 銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突 感想記事


4月6日に、舞台 銀河英雄伝説 第三章 内乱を観に行ってきました。


面白かった!!

もう既に少し忘れてしまっている部分もありますが、毎度ながら感想書きます。



幕開けはオーベルシュタイン指揮の帝国艦隊ダンス。

おおまかに今回のストーリーをさらった全員顔見せの後、主役二人の登場。
今回、初めて同じ舞台上に同盟帝国軍の両キャストが勢揃いしました。三次元で見ると圧巻の人数・・・これでまだ主要人物省いてるというのに。
見つめあう両陣営主人公、ヤンとラインハルト。タイトル「第三章 内乱」の文字が映された幕が降りきてオープニングが終わる。このタイトル見せも輝く星~の時と違ってかっこよかった。


最初のシーンはユリアンが待つヤンの自宅から。
ユリアン役の長江君初登場。長江くんまだ14才らしいのですが、素晴らしく演技が上手かった!
ヤン河村氏と「提督はおいくつになられたんでしたっけ?」「29才だ」「え?」「29才だ」「・・・え?」「・・・29才だ」と、達者な掛け合いを見せてくれ、河村氏も「人使い荒いやつだなあ・・・」とアドリブでぼやく。長江君すごいぞ!


反戦派の代議員となったジェシカと対面するヤン。
第二章でラップを亡くしたジェシカは今回は喪服にも見える黒の衣装で登場。
しかしどうにもジェシカは、ヤンに未練たらたら・・・といった感じである。ジェシカからヤンに抱きつくシーンも。これに対してまんざらでもなさそうなヤン。
原作ではジェシカの方から「わたしもあなたの・・・親友のつもりよ、ヤン」と言ったのですが、今回舞台版ではヤンの方から「僕らは親友だよ」と言い、ジェシカと距離を置きます。しかしまだ原作2巻までのストーリーなので、今回もヒロインはジェシカのようです。


対するフレデリカ。三月兎亭に食事に向かうヤンとユリアンの前に、父親グリーンヒル大将を伴ってピンクのパーティードレスに黒ファーの私服姿で登場しました。カツラも新調したようで前回とは大分印象が違う。
このフレデリカちゃんの現代っ子な出で立ちには、ヤン河村氏も「(ユリアンに向かって)あれ、ファーって言うのかな・・・?」とのアドリブをきかせてました。

前回キャゼルヌからの配役変更だったグリーンヒル大将・天宮さんも、印象ずいぶん変わってましたがさすがはまってました。
ヤンに結婚話をもちかけて娘にハンドバックで叩かれる、かわいいお父さん。


一方皇帝フリードリヒ4世の死によって、後宮からラインハルトとキルヒアイスのもとへ帰ってきたアンネローゼが黒衣で登場。白羽さん今回はダンスも披露します。
キルヒアイスと再会するアンネローゼ。10年前の在りし日の思い出を語り、二人はいい雰囲気に・・・しかし弟はそれが若干おもしろくない様子。


ローエングラム陣営の登場。主要提督で今回登場するのは、キルヒアイス、ミッターマイヤー、ロイエンタール、ビッテンンフェルト、オーベルシュタインの5人。

キルヒアイスのKis-My-Ft2横尾くんは相変わらずの滑舌。初登場の時より慣れてきてはいるらしいのですが、棒読みっぷりは変わらない。
しかし、ガチガチの喋りの中でも、台詞の最後、言い終えた瞬間だけは演技する余裕ができるようになったようで、何故か言葉の最後だけやけに感情的なキルヒアイスに進化してました。
噛む回数は減ったものの登場すると必ず場に緊張感をプラスしてくれる横尾くんは逸材だ。

ビッテンフェルト役の川隅美慎さんは、役所は変わりつつも何回目かの登場。
けど、ビッテンフェルトの筋骨隆々の武人のイメージとはやはりちょっと違いました。カツラの色も赤毛というより遠目だと蜂蜜色に近かった。
戦術面で活躍するシーンもないし、ここだとミュラーあたりを登場させた方がイメージが合っててよかったんじゃなかろうか?

初登場はロイエンタールの内浦純一さん。・・・大変線の太いロイエンタールでした。
演技がどうこうというより配役に無理があるんじゃ・・・と思ってしまった。
ミッタマイヤーの二階堂君とは必然的にセットでの登場が多くなるのですが、前回の中河内くんと東山くんは声質からして対照的な双璧だったので、台詞の聞き分けもし易かったけれど、今回は双璧2人ともが似たような太い声だったから、かなり聞き取りづらかった。

Kis-My-Ft2二階堂くんは、コールドウェル→ロイスで、ほぼオリジナルとオリジナルキャラを経て主役級キャラに昇格。今回はミッターマイヤー役。
メインビジュアルからしてかなり突っ込みどころが多かったので、見た目は、あれれな疾風ウォルフ。二階堂くんはけっきょくコールドウェルの時が一番害無く合っててよかった気がするな・・・
それより問題は、脚本の改変で本来のミッターマイヤーのキャラクターから逸脱していた所!
横尾くんとの絡みを多くするために、キルヒアイスに妙に肩入れするシーンが多くてなかなかむず痒かった。

オーベルシュタインは相変わらず過ぎて素晴らしかったです。
貴水さん、いやらしい喋り方がパワーアップしてます。
「皇帝は後継者を決めぬまま死にました」2回じゃなく3回言ってくれるサービス精神はもはやギャグ。
何故そこまでルドルフを憎む?との双璧の問いに、義眼を取り出して自分の生い立ちを熱く語り出すオーベルシュタイン・・・義眼を戻した瞬間、もとのクールな喋りに戻る所をみると、舞台じゃあれが彼のトラウマスイッチになっているのだと思われる。やっぱりギャグキャラ。



今回の帝国側の敵対勢力、貴族連合の登場。
ブラウンシュヴァイク公の園岡さんは威厳たっぷり。高山さんもアンスバッハ役ではオーベルシュタイン編以来の登場です。この主従はいいなあ。
気になったのはリヒテンラーデ公役のbableさん。振り付け担当の方らしいですが、まさか最後まで一言も台詞なく立っているとは・・・背景と化しても削れないキャラなのが憎いところ。

貴族連合側で再登場したのはメルカッツ提督。ジェームス小野田から渡辺裕之さんという方に変更になり、見た目は随分メルカッツらしくなったものの、演技はジェームス小野田の方が良かったなあ・・・などと思ってしまいました。メルカッツ提督、何回か噛んでいらっしゃった。
アッテンボローからシュナイダー役になった荒木健太朗さんは、メルカッツ提督に従って歩いて行く時、毎回おもちゃの行進みたいに元気よく退場してくのが可愛かったです。


イゼルローンでの捕虜交換式は、ヤンとキルヒアイス初めての共演シーン。
が、横尾くんが気になって感動的なシーンにならない所が悲しい。


・・・そして毎度のお楽しみ、空戦隊チームとシェーンコップによる女の口説き方講座。
ポプランの中川さん、ユリアンに女を押し倒す方法を教えてやろう!と宣言した後、シェーンコップとのラブシーンになる。
「アッキー、俺はこれから1年マグロ漁船の上・・・君とは離ればなれになる。でもこれも全部、君との将来のためなんだ」・・・それにしてもこのシェーンコップ、ノリノリである。
ポプランがアドリブで歌い出すとそれにも乗っかる岩永のアニキ。コーネフ中村さんがクロスワードではたくまで延々と乗っかり続けるところが凄い。もはやシェーンコップじゃなく岩永アニキ。

ヤンが登場すると、同盟はもう悪ノリアドリブが止まらない。
きたるべき内乱について語ったあと、フレデリカに紅茶を頼んだヤンは高いセットから降りられずヨロヨロ。「降りられないの分かっててなんでわざわざ一番高いところ登るんですかー」とアドリブポプランに介護されて降りてくる。
ユリアンにシリアスに戦争について語っている最中も「それにしても紅茶が遅いなあ・・・」とぼやくヤン河村。


帝国側ヒロインのヒルダもキャスト新たに登場します。
マリーンドルフ家は貴族連合には与しない、とラインハルトに宣言する為元帥府に来るシーン。
貴重なヒルダとラインハルトの初めての絡み。けど、フラグが立つどころかあまりに弁の立つヒルダに、ラインハルトは若干引き気味になってました。ヒルダはラインハルトに味方する4つの理由も言い切れず退場。
間宮ラインハルトは板についてきたのですが、桃李ラインハルトに比べて少し女々しい感じが出ているところが特徴的。姉上やキルヒアイスの前での少年らしさと、その他の者に「げす野郎!」と接する時の演じ分けは面白い。
そういえば、桃李くんの時はちゃんとフロイラインマリーンドルフと呼んでいたのが、伯爵令嬢マリーンドルフと呼んでいた間宮ハルト。これはただの言い間違いかもしれない。


同盟。
一時ハイネセンへ戻り、ミハイロフの店でフィッシュアンドチップス片手にビュコック提督と密談を交わすヤン。個人的に原作の好きなシーンです。
ヤン初めて私服で登場でしたが、ジーンズ革ジャン黒ずくめのビジュアル系なのが面白かった。ビュコック提督の伊藤哲哉さんは渋くて大好きです。人の悪い感じが初期のビュコック爺さんらしい。


帝国。
リップシュタット盟約が結ばれ、ブラウンシュヴァイク公らがオーディンから脱出すると、ラインハルトは貴族同盟軍を「賊軍」と称することを決め、討伐のため出陣します。
ちなみにフェルナーは登場しません。

ラインハルトを待ち構える貴族連合軍はガイエスブルク要塞を本拠地に、まずはミッターマイヤーとアルテナ星系で初戦を交えます。
二階堂ミッターマイヤーの初陣。ビッテンフェルトとともにシュターデン艦隊を華麗な艦隊ダンスで撃破します。ビッテンフェルトは戦術的な見せ場がないのですが、唯一ここで艦隊ダンスの見せ場をもらっています。

シュターデン艦隊を敗走させた後、レンテンベルク要塞攻略に挑むラインハルト陣営。
レンテンベルクといえば白兵戦、主役オフレッサーの登場。
今回のオフレッサーは、まさに石器時代の勇者。ミッターマイヤーとロイエンタールとの殺陣ではバッサバッサと双璧を斬りまくるが、落とし穴作戦であっさり檻の中に閉じ込められる所からはギャグシーン。「落とし穴だとぉ!?」「そ!」と双璧にかるく流されたあとは、ひたすら檻の中で猛獣役に徹するプロ。
そういえば二階堂くんは公演中に手首を怪我したみたいで、殺陣は片手でトマホークを扱っていました。


一度は捕らえられたものの、オーベルシュタインの罠に嵌って、ブラウンシュヴァイク公の元に返された後、錯乱して処刑されるオフレッサー。
堂々とブラウンシュヴァイク公の脚にしがみついてたので、アンスバッハはちゃんと仕事しないと、と突っ込みたくなった。
オフレッサーの死体を見つめるアンスバッハの独白のシーンはよかった。ほんとは「そううらめしそうな表情をしなさんな」が聞きたかったけど、ここは台詞改変されてました。同様、「ヴァルハラ」も分かりにくいので「天国」に変わっています。


一方、同盟でもクーデター派が不穏な動きを見せはじめる。
辺境惑星での叛乱を企てるシーンでは、暗闇の中蠢動する救国軍事会議のメンバーと映像の表現が怪しくてなかなかよかった。
そしてイゼルローンにクブルスリー本部長暗殺未遂の一報が届くと、つづいてハイネセンからのFTLで、クーデターの首謀者がグリーンヒル大将であることが明らかにされる。
ジェシカの演説を聞いて「あんな口の達者な女性を嫁さんにしようとは思わんがね、はっはっは」と笑っていたビュコック提督も銃を突きつけられて拘束されてしまいます。ちなみにこのシーン「言いたいことを言ってますな、この女史は」と会話していた兵士が原作ではファイフェル少佐だったので、その兵士が突然銃を出した時は少佐が叛乱を起こしたのかと思って少々焦った。



そして第二幕、ビュコック提督の監禁部屋から始まります。
面会したグリーンヒル大将に毒づくビュコック提督。
「武力をもった貴官らが腐敗したとき、誰がどうやってそれを粛正するのだ?」聞きたいと思ってた台詞が聞けるのが嬉しい。ビュコック伊藤さんの毒舌がハマってます。
これに対してグリーンヒル大将が、アニメ版で妻の墓に向かって言った台詞をビュコックに訴える。「若い連中は性急だ。私が立たねば誰が彼らを抑えられるだろうか」これが入っていたのはよかった。


イゼルローン駐留艦隊を率いてシャンプール星域の叛乱の鎮圧に向かうヤン。
地上作戦を成功させて戻ってきたシェーンコップには、ちゃんと数多のキスマークがついてました。おまけにポケットからはパンツにブラジャーが出てくる。
興奮するポプラン、「パンティー!」「お饅頭!!」と叫ぶ。お饅頭・・・?
ここでもアドリブが止まらない悪ノリシェーンコップ。しかし一番クレイジーなのは中川さん。
独裁者ヤン・ウェンリーを勧めるシーンといい、いろんな意味でヤンファミリーでいると輝いているシェーンコップ。輝く星〜までは消化不良だったので嬉しい。

ドーリア星系での戦いはルグランジュもバグダッシュも出てこないので割愛。
ただ、会戦前のヤンの「たかだか国家の存亡だ」の台詞は、「ぼく提督のお言葉が好きです!」と語るユリアンの口からちらっと聞くことができました。
ドッグファイトの描写もあります。
ポプランが、「ウイスキー、ウオッカ、ラム、アップルジャック、そしてシェリーにコニャック!」ともの凄い早口で中隊の名前を言うシーンはかっこよかったです。欲を言えば「人生の主食は酒と女!」も言ってほしかったなあ。
撃墜王で流れたポプランのテーマ(正式名称は謎)がここで流れた時は、なぜかキター!と笑ってしまう。最初聞いたときはどっちらけだったのに、今回は、よっ!待ってました!とばかりに盛り上がってしまった。ポプランとコーネフのデュエットはかっこよかったです。
どのシーンかは忘れましたが、オーベルシュタインの登場するシーンで、これまた密かにBGMでオーベルシュタインのテーマも流れています。


帝国側では、キフォイザー星域の戦いの為キルヒアイス不在の中、ヴェスターラントの虐殺が起こる。
ミッターマイヤーはキルヒアイスの留守を見てヴェスターラントの住民を見殺しにする作戦を進言したオーベルシュタインに不満を露にする。熱い男、二階堂ミッターマイヤー。
しかし台詞が飛んだらしく、しばらく沈黙が続いた時はびっくりした。私の席からは見えなかったけど、この時ミッターマイヤーの目の前にいた間宮くんが口パクで「ぞ・く・ぐ・ん!」とずっと台詞を教えていたらしいです。

賊軍こと貴族連合軍では、ヴェスターラントを攻撃したブラウンシュヴァイク公に、アンスバッハは「ゴールデンバウム王朝もこれで終わった」と面と向かって言い放ちます。
激怒したブランウンシュヴァイク公は、アンスバッハを射殺しようとするものの、寸でで思いとどまる。そんな主に対して、アンスバッハは複雑な表情を見せます。
このシーンは舞台オリジナルでしたが、このシーンがあったので、アンスバッハがなぜ頑なに公爵に忠義を尽くすのかの理由付けができてて、初見の人に分かりやすかったと思います。


一方ラインハルトはヴェスターラントの虐殺を黙認したことで罪の意識から逃れられずにいました。殺されたヴェスターラントの住人が襲いかかってくる妄想に苦しむラインハルト。
辺境星域を制圧したキルヒアイスが戻ると、幻覚からは解放されるものの、ヴァスターラントの件を問いつめるキルヒアイスと激しい口論になってしまいます。
このシーン、キルヒアイスが膝を折ってラインハルトの忠実な部下だ、と言ってしまう寂しいシーンなのに、ラインハルトさまのやたら巨大なソファが気になって集中できない。
このソファ、ヒルダとの初対面で一瞬出てきてすぐに引っ込んだことで謎の存在感を出していたのですが、ここで改めて登場したもんだから面白くなってしまった。
しかも、キルヒアイスが登場してヴェスターラントの住民がソファの後ろに隠れたのに、全員隠れきれずソファの影から見えているのがシュール。しかも暗転した後、ラインハルトをのせたソファをそのまま人力で押してハケさせていたのがより一層シュール。


そして同盟、スタジアムの虐殺。
救国軍事会議の兵士が客席から登場し、ジェシカを拘束すると市民を次々と殺害していく。ジェシカも見てるこっちが引くぐらい暴行されつづけますが、それでも果敢にクリスチアン大佐に立ち向かいます。このジェシカの絶命までの長台詞は名シーンなのですが、ここの馬渕さんの演技はドスが利き過ぎていて少々怖いです。

バーラト星域進軍中、ジェシカ死亡の事実を知るヤン。悲しむユリアン。
そしてヤンは、フレデリカにひとりの人命も犠牲にせずにアルテミスの首飾りを破壊することを約束します。
このヤンのアルテミスの首飾り攻略作戦は、ここ一番の見せ場なのでそれにともなう長台詞も楽しみにしてたんですが、CG映像で表現しただけで意外とあっさり終わってしまいました。

こうして救国軍事会議のクーデターは失敗。リンチに真相を明かされて激情に駆られたグリーンヒル大将は撃たれ、リンチとともに死亡する。高山さんのリンチの最期がよかったです。
「ローエングラム侯の掌のうえで、吾々は道化のダンスを踊らされたというのか!?」というグリーンヒル大将の迫真の演技もよかった。
通信でクリスチアン大佐はヤンに敗北を宣言。ここのシーンはクリスチアンを弾劾するヤン河村氏の演技の熱さがよかったです。

シェーンコップは、戦いには勝利したものの失意の中にいるヤンに、またしても独裁者になれ、とそそのかします。
ヤンは「私にルドルフになれというのか」と苦悩する。


帝国側、壊滅寸前の貴族連合内では、酒に溺れるブラウンシュヴァイク公が見事な歌声を披露しながら登場。リンチの早着替えが済むと、アンスバッハが登場し、自害できないブラウンシュヴァイク公を毒殺する。
公爵の死亡を確認したあと、アンスバッハが公爵の遺品の指輪を拝借していくシーンはおもしろかった。・・・レーザービームが撃てるあの凶器の指輪は特注ではなかったのね。

ブラウンシュヴァイク公爵の死によって、貴族連合は敗北する。

そしてガイエスブルクでの勝利式典。

武器の携行が許されなかったために、キルヒアイスはアンスバッハが放ったレーザーに首を撃たれ致命傷を負う。
このシーンあっという間だったので、ちゃんと見れなかったのが惜しいのだけど、ラインハルトの前に、オーベルシュタイン、ミッターマイヤー、キルヒアイスが立ちふさがっていた様子。
・・・しかしキルヒアイスの絶命シーンはちょっといただけない。喘息もちのようなあの演技は死ぬ直前の人のものとは思えない。

死亡したキルヒアイスを抱きかかえて、人目も憚らず号泣するラインハルト。またここが激高していた桃李ラインハルトとは違う。
オーベルシュタインやミッターマイヤーにくってかかっても、アンネローゼの前では大号泣するところも間宮ハルトらしい。


そして、ラインハルトは「キルヒアイスとの約束を果たすため、宇宙を手に入れる」と、決意し立ち上がる。
以前とは違うラインハルトの様子に「閣下は飢えておられる・・・」とまたしても読心術を使うミッターマイヤー。
そして、しなくてもいいのに、キルヒアイスを亡くしたことに対する怒りをぶつけるべくオーベルシュタインに殴り掛かる。今回の舞台一番の問題シーン。猪ビッテンフェルトになだめられるミッターマイヤーという目を疑う光景。
それに、ロイエンタール反逆のフラグとなったあの台詞も、ロイエンタールだけでなく全提督の前でラインハルトは発言していました。しかしこの台詞に対して明らかに狼狽えていたのが、ロイエンタールだけだったのは面白かった。
ヒルダもラインハルト麾下に加わり、われわれにはゴールデンバウム王朝という共通の敵が必要だと宣言する。


同盟では、メルカッツが亡命してきたことで戦力は増したものの、ジェシカを失い悲しみにくれるヤン。
ヤンは一人、ジェシカの墓に手向ける花を手に「自分は無力だ・・・」と独白する。
そして「私は、わたしたちの愛する宇宙を守ることができるのだろうか・・・?」とラインハルトと対照的な台詞で最後をしめます。

壇上から見下ろすラインハルト、見上げるヤンという構図で幕は降りる。


・・・そして「Searching for the light」の合唱!
まさかテーマソング的扱いになっていたとは!笑ってしまったけど、なかなか見れないようなメンツなので興奮しました。オーベルシュタイン、ポプラン、ラインハルトのトリオなんて誰が想像しただろうか。出演者全員歌が上手いというのはすごい。ジェシカと二人並んで歌ったフレデリカは、これでヒロインの座を引き継いだという解釈でいいんだろうか。

そして中川さんのかけ声に全員で「イエーイ!」。この時、元気よく拳を挙げていたアンネローゼ白羽さんがお茶目すぎて可愛い。いやあ、しかし全キャストが並ぶ光景は壮観だ。


アンコール終了後、挨拶をした河村氏が、「これからは若い世代にがんばってもらいたい」と言った後、「まあキスマイはね、あと日本一取るだけだろうから・・・そのへんラインハルトはどうなの?」と間宮くんに振ると「wannabe!って感じで!」と謎返しで笑いをとってました。
ちなみにこの回の公演には、輝く星〜のケスラー役の岸さんが観に来ていたらしいです。見たかった!

それでもって、本当に最後の幕が降りる直前、きょろきょろっと周りを見た後に幕の間から一人だけバイバーイと手を振っていた貴水さんが全部を持って行ってくれました。なんてオイシイオーベルシュタイン。


こんな感じで、書き出すと終わりがない。第三章、とても面白かった!
トークショーやイベントのある日には当たらなかったですが、もの凄い満足でした。もうこのキャストで集まる事はないだろうから感動もひとしお。
キスマイ2人も他の豪華さに気を取られて以前よりは気にならなかったのでよかった。
河村氏は安定の富山ボイスのリアルヤンだったし、間宮くんのラインハルトも可愛らしかった。ユリアンの長江くんにはびっくりだったし、中川さんのポプランの美声も素晴らしかった。貴水さんは出演シーン全部が見所。その他キャストもよかった・・・
とにかくシーンが多くてぎっしりだったから、それぞれのファンがお目当ての人をじっくり見るためにDVDで見返すのもすごく面白そう。特典映像でトークショーをいくつか付けてくれれば私も買いますよ・・・

1万1000円のお値段だったけど、第三章は今までの銀河英雄伝説舞台の中でも一番面白かったです。
次の「初陣 もうひとつの敵」は予想ではユリアン主役の舞台。もうひとつ、ってことはいよいよフェザーンと地球教が出てくるんだろうか。長江くんの続投だと嬉しいなあ。

帝国同盟両陣営がやっと揃ったけど、しかし原作の1/5しか終わってない。
次も楽しみだけどちゃんと完結できるのかなあと不安です。


感想以上です。
8月初陣楽しみです。


第四章 後篇 激突 感想記事
初陣 もうひとつの敵 感想記事
輝く星 闇を裂いて 感想記事
撃墜王 感想記事
第二章 自由惑星同盟編 感想記事 1
外伝 オーベルシュタイン編 感想記事
外伝 ミッターマイヤー・ロイエンタール編 感想記事

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内乱、メインビジュアル公開されたですね!
もうクッソワロタwwwwwww
メインビジュアルの役割をはたしてないのでは?というとても正常な疑問がふっ飛ぶような状況。


ちなみに先日FC先行のチケットが届きまして・・・
1階18列と今までに比べてなかなかの席だった。
なのにこの有様wwwww

最初ジェシカに目がいく→誰だこの人?・・・あ、ジェシカ・・・
ポプラン→おお!かっこよく目立っている!
ヤン河村→フォトショの威力!って感じじゃなくなってきたぞ!
異物→!?!????
らっきょ?


やらされる二階堂くんに罪はない、と今まで言いたかったけど、これでミッターマイヤーファンと中河内ファンには免罪符が与えられた。公式からの供給だ!いいサンドバッグがきたぞ!

赤い人は見慣れているはずなのに、なんだろうあの少年のような髪型とたくましい顔とのギャップに、溢れ出る小物臭。


異物2のおかげでその上の方々が霞んでしまいますね。貴水さん、相変わらず凛々しくていらっしゃる。
アンネローゼ様もお変わりなく。その上のニホンジンの方はなんのキャラクターでいらっしゃるの?(すっとぼけ)


メインビジュアルでの笑いはこれが最上級。
次はこれ以上のもの出してくるんだろうな!?


間宮くん!がんばって!間近で見るのに一番目の保養になるのは君だよ!!






yahooニュースなどでも出てましたが、内乱の舞台制作発表会がありました。

一応わたしも応募してたんですが、流石に40名の中には入れなかったです。できれば見に行きたかった。
なので、観に行った方のレポートを少しばかり流し見しました。


間宮ハルト君はとても頑張っているようで、新調された舞台カツラもナチュラルで、歴代ラインハルトの中でも一番しっくりきてると思います。間宮くんこそ2代目ラインハルトとして応援したい!
ヤン河村は相変わらず楽しみですし、オーベルシュタインの貴水さんは相変わらずのイイ立ち位置でしたw 中川さんも私は個人的にわりと好きなので、脚本さえよければ際立ってよくなるのではと期待。
「ファンの方にとっては、帝国と同盟の主人公二人が登場する一番待っていた公演になるんじゃないかなと思っています」との演出西田さんのお言葉があったそうなので、これこそ期待です。


せっかくなので舞台本番を楽しみに・・・
個人的には、内乱少しばかり期待度があがってきております





公式サイトで新たな出演陣、そしてキャスティングが発表されました。

以下配役です。


・キャスト名の後の★は前回からの配役を引き継いでいる方、青文字[ ]内の名前は、以前その役を演じられていた他俳優さんの名前、赤文字( )内は今まで出演されていた時と配役が違う場合の、過去の配役名になっております。


・ヤン・ウェンリー
 → 河村隆一 ★

・ジークフリード・キルヒアイス[崎本大海(オーベルシュタイン篇まで)]
 →横尾渉 (Kis-My-Ft2) ★

・ウォルフガング・ミッターマイヤー[中河内雅貴]
 →二階堂高嗣 (Kis-My-Ft2)(ダーフィット・フォン・ロイス)


・ジェシカ・エドワーズ
 →馬渕英俚可 ★

・アンネローゼ・フォン・グリューネワルト
 →白羽ゆり ★


・ドワイト・グリーンヒル
 →天宮良(アレックス・キャゼルヌ)

・ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ[ジェームス小野田]
 →渡辺裕之

・オフレッサー[中村憲人→山神佳誉]
 →石坂勇


・オットー・フォン・ブラウンシュヴァイク
 →園岡新太郎 ★

・ヨブ・トリューニヒト
 →井田國彦 ★

・アレクサンドル・ビュコック[伊藤哲哉→藤原啓児]
 →伊藤哲哉 ★(ハンス・ディートリヒ・フォン・ゼークト、パエッタ)

・オスカー・フォン・ロイエンタール[東山義之]
 →内浦純一

・ワルター・フォン・シェーンコップ[松井誠(第二章まで)]
 →岩永洋昭 ★

・フレデリカ・グリーンヒル
 →はねゆり ★

・ベルンハルト・フォン・シュナイダー[村上幸平]
 →荒木健太朗(ダスティ・アッテンボロー)

・イワン・コーネフ
 →中村誠治郎 ★

・フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト[吉田友一]
 →川隅美慎(ビクトル・フォン・クラフト)



・ユリアン・ミンツ[桑代貴明]
 →長江峻行

・ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ[宇野美彩子]
 →中山由香

・アンスバッハ(兼)アーサー・リンチ
 →高山猛久 ★

・クリスチアン
 →深澤英之(ラザール・ロボス)


・ウィルヘルム・フォン・リッテンハイム[石鍋多加史]
 →佐藤和久

・クラウス・フォン・リヒテンラーデ
 →bable


・オリビエ・ポプラン
 →中川晃教 ★

・パウル・フォン・オーベルシュタイン
 →貴水博之 ★



・・・と、なったようです。



これはまた、びっくり。
公式は常に斜め下をゆくドッキリをしかけてくる・・・

ミッターマイヤーがキスマイの二階堂くんですか。
この配役、決して深い意味はないと思います。だいたい輝く星〜からのロイスとキルヒアイスの友情を描いていく、という伏線はどうなったのだろうか。
正直めちゃくちゃですね・・・ミッターマイヤーと同格の扱いであるはずのロイエンタールがかなり下の方にキャスティングされていることにも謎が残ります。
むしろ、この時期のミッターマイヤーとロイエンタールは対になって活躍するシーンが多いというのに、いったいどんな意図があってこんなキャスティングにしたのか。
舞台・原作ファンはともかく、キスマイファンの方も、キルヒアイスとロイスのその後の展開が見れる、ということに期待していたんじゃないかと思うんですが・・・


ロイエンタール役の内浦さんはあまり舞台経験がない方なのか、他の出演作品の情報があまりありません。WAHAHA本舗出身というのは分かったのですが。いまいち宣材写真を見てもロイエンタールのイメージは湧いてこないです・・・また衣装とカツラで大分イメージも変わるのでしょうが。

・・・しかし、もう中河内くんと東山くんの双璧コンビが見られないのは大変残念です。ミッターマイヤー、ロイエンタール篇、それに帝国篇第一章は夢幻のごとく感じられます。もう松坂桃李くんのラインハルトも見れないでしょうしね。悲しい・・・


あとキャスト変更で驚いた所が、まさかの天宮さんがキャゼルヌ役ではなく、グリーンヒル大将役での登場とは!グリーンヒル大将役に当てはまりそうな役者名が見当たらなかったのでどうなるかなあ、とは思ってたのですが・・・
これで、ムライ、パトリチェフ、アッテンボローが今回登場しないことに合点がいきました。内乱篇は同盟、帝国両陣営からとんでもない数の登場人物が出てきますから、どこを削って、どこを出してくるかというのにも注目してたのですが、同盟側は主役級の登場人物以外は徹底的に省いてくるようです。同盟勢のキャラクターが見られないのは残念ですが・・・


一方の帝国側は、ミッターマイヤー、ロイエンタール、ビッテンフェルト、オーベルシュタインとなかなかの主要陣を揃えてきました。第一弾のキャスト発表の時には、ローエングラム配下提督の活躍は割愛されるんだろうな、と思っていたので意外です。これまた今後の女性客への人気取りに繋げたいのでしょうか?
しかしビッテンフェルトを演じる川隅さんは前回の役所からほぼ180度違う役になるのですが、どうなるのか楽しみです。

ヒルダのキャスト交代は分かりきっていたことですが、やはり悲しいです。第一章の時の宇野ちゃんはホントに可愛かったです。次のヒルダ役の方もよいポジションであればいいのですが。


そしてユリアンも桑代くんから交代になりました。今度の子も子役で桑代くんより小さい子のようです。てっきり大人ユリアンに交代するためのキャスティング変更だと思っていたのに・・・やはり演技に難ありなのが問題だったのか・・・


メルカッツ提督のキャスト変更は実は嬉しい限りです。ジェームス小野田の風貌ではやはり限界があったのでw 今回こそは紳士・メルカッツ提督が見たいです。
そのメルカッツ提督の副官シュナイダーに第二章ではアッテンボローを演じられた荒木さんが配役されたのですが、これもどうなるのか。

個人的な意見ではありますが、まだ物語中で存命しているキャラクターを演じている役者さんの、他のキャラクターへの配役変更はあまり嬉しくありません。
配役がころころ変わるのも、テニミュのようなものだと考えればうーんそうかなあ・・・ともなるのですが、やっぱりできればヤン河村、オーベルシュタイン貴水さんのように、一貫して一つのキャラクターを演じてもらいたいです。
それに今回、高山さんはアンスバッハとリンチ役を兼役されるようですが、この二人とも同盟帝国の内乱を終わらせるという、今回最も重要なキーパーソンです。その2役が兼任となると、(高山さんの演じ分けがどういう風になっているのか分からないので断言はできませんが)観客の混乱を招くのではないか、と一抹の不安を覚えます。
製作側としてはこのキーパーソンを兼任させることに面白みみたいなものを出そうとでもしてるんでしょうか。あんまり意味が無い様な・・・
アンスバッハは第一章から高山さんが演じられているので重要だとは思うのですが、リンチに関しては高山さんをキャスティングしなくてもよかったんじゃないかと思います。



しかし、キルヒアイスは今回までの出演ですが、これからのメインキャストのミッターマイヤーにまで食指を伸ばされるこの展開。いったいいつまでKis-My-Ft2は出演し続けるのでしょうか。あまりに露骨すぎる商法に少々、いや大分辟易としております。原作ファンとしては、「銀河英雄伝説」の舞台が見たいんですが・・・


ともかく、ヤン河村氏、オーベルシュタイン貴水さん、ポプラン中川さん、アンネローゼ白羽さんを再び見れるのはとかく楽しみでしょうがないです。
それだけを期待して、どんなひっくり返る様な展開が来たとしても、心して観劇したいと思いますw




ミスチル先生が出るってんでSONGSを見てたら、
次週は小椋佳さんが語る!、とか言って突然ドアップが出てきたんで思わず吹いてしまった。貫禄ありますなあ・・・
どうあっても、ひっかりのはしを~こえ~て~が浮かんでくるんですが。こっころをはだか~にしって~

して、なかなか内乱の方はチケット情報がきません。倍率が鬼のようにあがっていくのをただ遠い目で見ているしかないのだ・・・
今回は千秋楽を狙いたいと思っております。第二章の時のようには楽々取れたりはしないだろうが・・・せっかくのヤン河村ですので。貴水さんも生で見るのはオーベルシュタイン編以来でたいへん楽しみ。やっぱり歌うのか?そうなのか!?
2人が出るのなら、トークショーの日か迷うのだけれども、出演者によっては倍率高くなりそうなんで、やっぱり千秋楽で・・・


私は自分がTwitter民じゃないんで、今までの舞台感想は方方のブログで見てたんですが、最近は出演者のほうの熱狂的なファンの方の記事を度々見かけるようになって、「ヒイイィイイイィィ」と叫ぶことが多々あります。検索結果表示状態ですでに熱意が伝わってきましてね・・・!
中までは見ません。


そういや、輝く星~の時のパンフレットに、アニメBlu-Rayの宣伝が載っていてなかなか面白かったんですが、ブルーレイ版のBOXはあんまり評判よくないみたいで、結局買ってないんだな・・・これが。
しかし、DVD版よりは断然パケデザインがカッコイイ・・・!と、思っていたんですが、パンフに載っていたカラー版のブルーレイジャケ絵見たら笑っちゃった。まさかヤン提督があんなしょぼくれた顔で描かれていたなんて。比較してみてどう見ても[パッケージ[表]]って感じのカイザーの美貌っぷりには、ルーヴェン・ブルンの同盟のネガキャンかと疑うレベル。
今こそ売り時だと思うんで、もう少し安価でメモリアルボックスとか出して欲しいですなぁ。


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